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招かれた当日にサワキと
きらのマンションに着くと
賑やかな一団がエントランスに
集まっていた。
「よう!」
「ツカサ、久しぶりだな。」
「サワキも元気そうじゃん。」
ノセのメンバー達に口々に
挨拶されてツカサとサワキは
頭を下げた。
「サワキ達も招かれたん?」
「はい。」
「ツカサ。何を持ってんだ?」
ノセが興味津々に尋ねると
ツカサは紙袋の中を見せた。
「少しだけ手料理を。」
「手料理?何、何?」
料理と聞いて紙袋を奪おうと
ノセが手を伸ばすと
すかさずスギタが遮った。
「お前にじゃねーだろ。
他人の物まで
欲しがるんじゃねー!」
「俺は別に欲しがってなんか。」
「煩い。顔に書いてある。」
相変わらずの様子にツカサ達は
笑って見ていた。
チーン
エレベーターのドアが開いたので
ワイワイガヤガヤと乗り込み
目的の階に着いてドアが開くと
きらとたけるが待っていた。
「いらっしゃい。」
「きーちゃん。たけちゃん。
どうしたんだ?」
「お前の喧しい声がこの階まで
聞こえたから待ってた。(笑)」
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