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カーテンを閉め切った部屋の中。
物音は布がこすれる音と、男の興奮したような荒い息だけ。
「あぁ、夢海(ユウ)どれだけ、君の肢体(カラダ)に触れるのを夢見たことか……」
「何、そんなに俺って愛されてたの?嬉しいなぁ…先輩」
熱い吐息混じりに話す男と、くすくすと笑いながら言葉を返していく男。
二人は汗に濡れた体を重ね合わせていた。
下になっている男の肌は白く、手足もほっそりとしている。
対する上になっている男は日に焼けた肌に筋肉のついた太い手足をしている。
二人の下半身で熱くたぎるソレがなければ、男女の交わりに見えたのだろう。
「夢海……あぁ、綺麗だ」
男は白い太股に頬を寄せてこする。
そして唇を寄せると肉厚の舌で足の付け根までベロリと舐め挙げた。
「ッぁ……」
敏感な肉を噛まれれば小さく声が漏れる。
舌は奥に隠された秘部へとたどり着く。
そこはきっちりと閉じて男は知らない顔をしている。
だが、男がフッと息を吹きかけるとピクッと蠢き物欲しそうにひくつきだす。
「先輩、はやくぅ」
誘うような声に男は我慢がきかなかった。
興奮にふるえる手でベルトをはずして相手の腰を抱える。
「たくさん気持ちよくシて……」
甘えるようにささやかれた男の理性と記憶はそこで途切れた。
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