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所変わってファーストフード店
適当に注文を済ませ、席に着いた
「……で、何があったん?」
注文したモノは直也に任せて、早速本題に入る
いつも明るい創がここまで沈むのだ
何があったが気になる
「秋良……俺一年以内に死ぬ………」
「縁起でもねぇ」
全く
何を言うかと思えば……
「あー、よしよーし」
項垂れている創の頭を、赤ん坊をあやすように軽く撫でる
やってる事は月並みだが、今のアタシにはこんな事しか出来ない
詳しい事は直也に聞こう
「何やってんだ」
「直也助けろ創が重症」
色んなモノが乗ったおぼんを、直也が運んできてくれた
……匂いに釣られて起きろ、創
「……………食べる」
自分が注文したモノを引っ掴み、創は一心不乱に食べ始めた
……ホントに釣られて起きたよコイツ
「ま、とりあえず食べて落ち着こ?」
「あぁ……」
あまり乗り気ではない直也を強引に引き込む
ほら、
“腹が減っては戦は出来ぬ”
って言うじゃない?
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