そんなこんなで、

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「さっき渡した資料持って、新クラス移動してくれ~……無くすなよ?」 ざわざわと、クラスが湧き立つ アタシだけが、一人椅子に座っていた 「秋良……移動しないの?」 「…………何故にF?」 「さぁ……でも、決まった事だし……私には…………」 しょうがない、か 仕方なく、重い腰をあげた 「じゃあね……」 「うん、また」 また…………… そうだ。また、なんだ 「じゃあ今度絶対遊び行くから!」 「うん、待ってるよ」 「また後でねー!」 手を大きく振り 遅れていた足取りを取り戻す 「ふふッ……すぐ元気になるんだから」 那緒も、自分の教室へと足を運んだ
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