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5年ぶりの帰郷だ。
5年……思えば長かった。
この町に帰ってきたのは、
理由がある。
5年前の約束を果たすためだ。
『センチョー今度ハドノグライ
泊マッテキマスカ~?』
船員が話かけてきた。
あだ名はボブ。
本名国籍共に不明の
マッチョ黒人だ。
『ん?あぁ、一月ぐらい
停泊するから自由に
してていいぞ』
『ラッキー、チョウサ~ン
ゲーセン行キマショウゼ~』
『悪いが銃のメンテをしたい。
船長、次の町で銃の部品は
手に入りそうか?』
超さんこと超李凱(チョウリガイ)。
たぶん中国人だと思われる。
『次日本だからな~
難しいんじゃないか?』
『そうか……残念だ……』
『明日の朝には着くだろうから
早くみんな寝な。』
米国で仲間になった、幸子。
もちろん本名は不明。
というか本名が
わかってるのなんて
超さんぐらいだ。
まぁ実はその超さんすら
本名かは怪しいのだが……
『船長もだよ。
海賊王になったからって
浮かれてちゃダメだからね!』
『へ~い』
他にも船員はいるが、
そのうち紹介するとしよう。
……明日の朝には日本か……
………楽しみだ。
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