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少女が目を覚ますと、視界に写り込んだのは白。
不思議に思い周りの状況を判断しようと顔を上げると、ついさっきまで隣にいた筈のシロウサギが少女の顔を覗き込んだ。
「‥起きたのか。気分はどうだい。……第二のアリス。」
「大丈、夫…です。」
少女はゆっくりと上体を起こしてから、動きを止めた。
シロウサギは、今までに自分の事を第二の゛アリス゛と呼んだ事はあっただろうか――――いや、なかったはずだ。
少女はシロウサギに視線を移し、シロウサギを凝視した。
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