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…長い時を隔てて、ようやく届けられた言葉の反応を、ただ身じろぎもせずに待った。
返事が返ってくるまでの時間が、どれほど長く感じられただろうか?
やがて星史朗さんの口がそっと動いたかと思うと。
次の瞬間、僕は星史朗さんと、――キスをしていた。
「――――ッ!?」
「僕もですよ、昴琉君。」
――それが星史朗さんの答えだった。
驚きを隠せなくて目を丸くしている僕とは対照的に、星史朗さんは優しく微笑っている。
傍らでは北兎ちゃんが「やったね!ファーストキスおめでとう!」と言って、大げさにはしゃいでいた。
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