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ゆっくりと、ゆっくりとまぶたを上げる。
「あ、ようやく起きてくれましたか。」
目の前にいたのは透明な羽と手のひらサイズの
妖精だった。
「多分混乱しているでしょうけど、経験からしてその状態から抜け出すまで結構時間がかかるので、勝手に話を進めさせてもらいますね。」
気持ちよくにぱっと笑う妖精
確かに状況を掴めていないのは確かだしあちらで説明してくれるのならば好都合だ
「ざっくり言わしてもらいますと、あなたは死んだ異世界の住人を無作為に捕らえこちらに召喚するという魔法に引っ掛かり今の状況にいる。そんな感じです。」
周りをぐるっと見渡す。
近くに見える深い、深い色をした森と山
遠くに見える石造りの街
空を飛びまわる巨大な鳥
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