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---------- 粘度の高い水から浮上する様に 遥か上に見えるr光に向かうように 意識が覚醒してゆく。 最初に感じたのは埃っぽい、古びた本の匂いだ。 今日は意識を失いまくりだな・・・ そんなことを思いながら目蓋を押し上げる。 部屋の広さはそこそこ。   しかし周りを埋め尽くすのは多種多様の本の山 とりあえず今まで寝ていたベットから立ち上がる 直感的にここは書斎だろうと思う 「あ、起きたんだ。びっくりしたよ、道端で寝てる人の会うのは初めてだったから。」 ドアを開けて入ってきたのは15・6歳の同年代の男 まだ少年と言えるようなあどけない顔をしている 「とりえあず僕の部屋に運んだけど問題なかったかな?」 訂正、書斎ではなく私室だったようだ。
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