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場所は変わって自宅、今日の授業が終わり一直線に帰宅した。
1LDKの狭いアパートだが、一人で住むには事足りた。
机の上に置いてあった紙袋をあさり、一つのビンを取り出す。
睡眠薬だ。
これを過剰摂取すればあっという間に夢の中そしてこの世にさようなら。
「さて、あの世というものはあるのだろうかな。」
彼の興味はとっくにあの世に向いている。
ビンを開け、手にこんもりとカプセル状の薬を取り出し、躊躇いもせずに一気に口の中に放り込む。
ごくりと飲み込みベットに横たわる。
「おやすみ」
彼がこの世界で最後に発した言葉だった。
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