■第百二十九訓■

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■■■ 港 ■■■ 土方 「ブバァァ!!」 ナレ 「土方がいきなり何かを吐き出す」 土方 「んがァァァァァ!!なんじゃこりゃぁぁ! 水っ…水ぅぅ!!」 山崎 「差し入れです 沖田さんの姉上様の激辛せんべえ」 土方 「山崎てめェェェェなめてんのか!! なんでアフロ?」 山崎 「俺に怒らんでください 怒るならミツバ殿に」 土方 「…………」 山崎 「副長 なんであわれなかったんですか? 局長にききましたよ 副長と局長、そしてミツバ殿は真選組結成前まだ武州の田舎にいた頃からの友人だと… 不審船調査なんてつまらん仕事は俺に任せてミツバ殿に会えばよかったのに」 土方 「最近の攘夷浪士達のテロ活動に用いられる武器は以前とはモノが違ってきている 中には俺達より性能のいい銃火器を所有している連中もいるって話だ 廃刀令の御時世に民間でそんな得物を手に入れるのは容易じゃねェ 幕府の誰かが横流しして闇取引してるのは間違いねェんだ」
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