白い影

6/34
前へ
/62ページ
次へ
その後、俺達はハンターの集まる集会所に来た。 アイナ「いらっしゃい、今日は二人で狩りかしら」 入口には笑顔で俺達を迎えてくれた女性がいた。彼女こそ、このジバル村のアイドル、アイナである。 シン「ええ、今日は大連続に密林へ行ってきます」 アイナは俺の話を聞くなりハヤトの方を向き、しゃがんでハヤトの頭をなで始めて。 アイナ「ハヤト君も狩りかな~?気を付けて行くんだよ、怖くなったらいつでもお姉さんが守ってあげるからね!」 アイナはハヤトの事をいじめるのが好きだ。 そのせいでハヤトはアイナに少し苦手意識があるようだ。 ハヤト「アイナさん!!僕を子ども扱いしないでください!もう25歳なんですから」 (ハヤト…そうやって怒る姿も子どもっぽいんだよ…) ていうかこんな奴が俺より年上なんだから驚きだ。 アイナ「ふふふ、じゃあ、がんばってね」 奥に入ると、いつもはハンターが集まって騒がしいが、今日は人が少なく意外と寂しい感じがした。 ハヤト「クエストは受注してあるから行くよ」 ハヤトは少し拗ねた様子で商店の横のアイテムボックスに向かった。
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加