225人が本棚に入れています
本棚に追加
「いや、その...私も...あの...迅と一緒に...か...帰りた...」
神原の顔はトマトより真っ赤だ。
だめだ。
笑いをこらえきれん。
可愛いすぎる。
「...ぷぷ..」
「あっ!笑ったわね!?私をからかおうなんていい度胸じゃない。」
神原は真っ赤な顔でにらんでくる。
「オレが悪かった!悪気があったわけじゃ...」
「1回死ね!」
「うぎゃあ!」
またしても背負い投げ。
胸は小さいくせにパワーがあるな。
「誰の胸が小さいって!?」
またしても読まれた!?
ってか、ヤバい。
「ごめんなさい。神原様。だからその電柱のように太い鉄パイプを下ろしてください!」
そうしてなんとか神原を落ち着かせた。
「はぁ。早く帰るわよ。」
そして帰り道。
オレと神原はたわいもない会話をしながら帰った。
そしてオレの家の前。
「あっ、神原。」
「なぁに?」
「お前、制服に砂ついてるぞ。」
オレは神原の制服の砂を落としてやった。
「ちょっと!あんた今どこ触った!?」
えっ?
どこって
「制服だけど...?」
「私の胸に触ったのよ!!」
「えっ!?ウソ!?ぎゃあ!」
腹部に蹴りをくらった。
神原はそのまま帰ろうとしている。
「じ、じゃあな神原。」
「ええ。」
神原の返事は冷たかったが顔は笑っていた。
そしてオレは家に入った。
「おかえり!」
この声は...?
最初のコメントを投稿しよう!