いざ、入学式へ!

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「いや、今日は入学式だから、おとなしくしといたぜ。」 裕太は親指をたてて言う。 正直キモい。 「そうか。珍しいな。」 「ああ。5回しかフラれてないからな。」 はぃぃぃい!? お前、5回で少ないとかどんな頭の作りをしてるんだ!? 「迅!...って、その人、誰?」 神原が裕太を見ながら言う。 「神原、こいつは裕太。存在価値はミジンコくらいだ。」 「それほとんどねぇじゃん!」 「分かったわ。覚えとく。」 「んだと!?このババア!」 裕太は泣きそうになりながら神原をにらんでいる。 裕太よ。 神原にババアと言うなんて、ヒモをつけずにバンジージャンプするようなもんだぜ。 分かりにくい? つまり死ぬって事。
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