英雄か魔王か

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「え?」 幸平は楽しそうに笑うと言った。 「判んねえのか?あいつが来る前はお前、滅茶苦茶沈んでたじゃん。今はどうだよ?」 幸平の言葉に空也は顔を上げて驚愕の表情をする。 そう、あの時空也はあの昔の血の海の中に沈む両親や一族。 自分を助けようとして次々に倒れる使用人達。 自分なんかいなければ・・・・ という意識に陥っていたのだ。 それが、今は全く違っている。 幸平はにんまりして言った。 「な?」 空也は苦笑して頷いた。 「かないませんね。」
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