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「若ぁ~~~~~~~!!」
外から爺こと執事の浜中 繁(はまなか しげる)の声が聞こえる。
「犯人たちにつぐ!君たちは完全に包囲されている!人質を今すぐ解放しなさい!」
建物まわりには赤灯のついた車、つまりパトカーが数十台。
人質とは僕のこと。
豊富 翔16歳。
誘拐されています。
僕の家は大金持ち。
こういうこともたまにはあるよね~
――――
「くそ~~~!犯人めぇ~~!若を・・・若ぁ~~~!今爺が行きますぞぉ~~~!」
「落ち着いてください!浜中執事長!」
「こうなったら・・・・・若ぁ~~~!すぐ戻って来ますゆえ!辛抱くだされぇ~~~!」
そういって浜中は白バイに乗っていた警察官を殴り倒し白バイを奪って屋敷に戻った。
浜中が向かったのは屋敷の地下。
そこには一人の女性が監禁されていた。
いや、監禁というより封印という感じだ。
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