豊富邸の使用人たち

12/12
前へ
/127ページ
次へ
こいつとは幼い頃から色々修行を共にして来た仲だ。 昔から手合わせの相手はこいつだった。 そんな昔から私を見ている舞が言うのだ。 間違いなく鈍っているのだろう。 「よって!今から腑抜けたアヤメちゃんを私が鍛え直すことにした!ゆくぞ!」 「くるな」 突然私に真正面から突撃してくる舞の顔面に蹴れをいれる。 バタンっ!とそのまま倒れる舞。 舞はすぐに体を起こすと、 「ぬははははは!やはり強いな!アヤメちゃんは!」 「ふん、本気のほの字も出してないくせに何を言ってる。まぁ、なまってるのは確かなんだが・・・。また今度手合わせ願おう」 「おうよ。私はいつでもうけて立つぞ。アヤメちゃんの頼みならいつでもなんでも」 「お前は昔と変わらないな・・・。早く私離れしろ」 「ぬははははは!それは無理な相談だ!私はアヤメちゃんが大好きだからな!」 「残念だが私にそういう趣味はないからな」 「無論、私にもないぞ」 そう、こいつは昔から友達が私しかいない。 私にもこいつしかいなかったが、ここに来て鷹野と出会い私の状況は色々変わって行った。 しかし、こいつは今も昔もこのままだ。 色々考え無ければならないとこではある。

最初のコメントを投稿しよう!

2305人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>