Ⅰ ❤大人と子供とお姉さん❤

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ーーこのくらくらは、きっとお湯につかりすぎてのぼせたせいだーー  私は自分に言い聞かせる必要があることに気付いた。 デ「ねえ、お姉さん、大好きだよ!」 ダ「お姉さん、愛してるよ。」 「・・・・それは絶対、使い方を間違えてると思うわ。 それは『恋愛』じゃなくて『親愛』じゃないかしら?」  私はその発言により、さっきまでのドキドキやくらくらは何処へやら 「・・・・・・・・」  思わずうろんげな眼差しを向けてしまった。 デ「愛だよ!絶対に。」  ディーは急に真剣な顔つきになって、真っすぐに私を見つめてきた。 デ「ねえ・・・お姉さんは、僕らのこと好き?」 「? そりゃあ、好きに決まってるでしょう。当たり前じゃない!」 ダ「ふうん。じゃあ、僕と兄弟、どっちの方が好き?」 「え?な、なんでそんなこと聞くの・・・?」 デ「いいから選んでよ。」 「む、無理よ。どっちかを選ぶなんて、悲しい事。」  すると デ&ダ「???」  二人は、顔を見合わせて何やら相談し始めた。  と、今度はこちらを向いてきた。 デ「嗚呼、そういうこと?大丈夫だよ、交代だから!」 「???・・・・交代?どうして?じゃない、何が??」 デ「だって、ね。・・・」  双子は、困ったように顔を見合わせた。 ダ「お姉さん、二人一緒に相手をすると疲れちゃうんでしょ?」  ダムは、申し訳なさそうに聞いてきた。 ダ「だからボスも『一人ずつにしてもらいたまえ』って言ってたんでしょ?」
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