Ⅰ ❤大人と子供とお姉さん❤

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 逆のぼること3時間帯前、  メイドの仕事で私は、  この屋敷の主で帽子屋ファミリーのボスこと『ブラッド=デュプレ』(通称『帽子屋』) の部屋の前に居る。 コンコン ーーー仕事中だし一応、敬語よね。ーーー 「ボス、お茶をお持ちしました。」 ブ「ああ、アリスか?入っていいぞ。」 ガチャ ブ「お嬢さん、寝不足なのか?顔色が悪い。」 「う、・・・・やっぱり分かる?」 ブ「ああ、・・・・せめて一人ずつにしてもらいたまえ。」 「・・・・は?・・・・どういう意味?」 ブ「クスクス・・・・門番達二人の相手を一人でするのは疲れるだろう?」 「あ・・・・っ~~~」  やっとブラットの言わんとしている事に気付いた私は、顔を真っ赤にした。 ブ「クックックックックックッ・・・・嫌になったら何時でも相談しなさい。代わりに相手をしてあげよう。」 「そうね。嫌になったら相談するわ。」  私は、ブラッドの冗談を軽く流した。  そうして私は、ブラットの部屋から出た。
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