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逆のぼること3時間帯前、
メイドの仕事で私は、
この屋敷の主で帽子屋ファミリーのボスこと『ブラッド=デュプレ』(通称『帽子屋』)
の部屋の前に居る。
コンコン
ーーー仕事中だし一応、敬語よね。ーーー
「ボス、お茶をお持ちしました。」
ブ「ああ、アリスか?入っていいぞ。」
ガチャ
ブ「お嬢さん、寝不足なのか?顔色が悪い。」
「う、・・・・やっぱり分かる?」
ブ「ああ、・・・・せめて一人ずつにしてもらいたまえ。」
「・・・・は?・・・・どういう意味?」
ブ「クスクス・・・・門番達二人の相手を一人でするのは疲れるだろう?」
「あ・・・・っ~~~」
やっとブラットの言わんとしている事に気付いた私は、顔を真っ赤にした。
ブ「クックックックックックッ・・・・嫌になったら何時でも相談しなさい。代わりに相手をしてあげよう。」
「そうね。嫌になったら相談するわ。」
私は、ブラッドの冗談を軽く流した。
そうして私は、ブラットの部屋から出た。
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