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親「元就ィイ!!会いに来たぜぇ!!」
元親は部屋に入ってくると早速元就にギュっと抱き着いて額に口付ける
就「遅刻せぬとわ…珍しいな」
恥ずかしいながらも元就も背に腕を回す
親「そうそう!!アンタに土産が有るんだ」
そういうと元親は元就の前に箱を持ってきた
親「開けてみてくれ」
就「うむ」
箱を静かに開けると中から着物が出てきた
親「元就に似合うと思ってよ」
ニコっと笑って元就をみる
着物は爽やかな鶯色で柄もさっぱりとしている
元親は元就の好みや似合う服を大分理解しているようだ
就「ありがとう…とても気に入った…」
親「本当か!!気に入ってくれてよかったぜ!!」
元親は満足そうに笑う
それを見て元就も自然と口角が上がる
親「さーて!!久しぶりに会ったんだから夜はぱーっといこうぜ!!」
就「あまり騒ぐでないぞ…」
親「固いこというなよぉ!!せっかく良い酒も用意したんだぜぇ!?」
就「ハァ…しかたが無い奴よの…」
親「そうと決まれば宴の準備だ!!楽しみにしてろよ元就!!」
ニッっと笑って元親はものすごい勢いで準備しにいってしまった
就「まったく…」
フゥっと一息つき元就も立ち上がる
就「我も準備に取り掛かるか…」
素っ気ないが元就は夜を楽しみにしているのである
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