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ここは山奥にひっそりとある小さな村
季節は初冬
冬が来て間もないのに今日は酷く冷え込み雪が積もっている
外に出るのがやっとだ
しかし必ずしも買い出しや水汲みという家事などの仕事が出てくるわけで
外に出なければならなくなる
今はその買い出しを済ませ家に帰るところだ
雪は深くザクザクと音を立てながら足を進める
就「!?……」
なんだ……あれは…
少し先の方で大きめななにかが雪に埋もれている
就「………」
恐怖感はあるがここを通らなければ家に着かないし
回り道をするほど寒さ的にもそんな余裕は無い
仕方ない
ザクザク
ザクザク
就「!!」
少し近づいてそれが何かわかった
予想はしていたが
まさか本当に
人だとは
就「おい!!大丈夫か!?」
このままではまずいと思い駆け寄った
就「なッ!!」
大きな身体
白銀の髪
白い肌
二本の角
就「鬼…!!」
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