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午前中最後、4時限目の歴史の授業がやっと終わった。
「まぁたやっちゃったい、てへへっ」
春日ちんはいっつもこんな感じだ。
暢気なんだか、天然なんだか。
そう思った私に春日ちんは振り向きながら人の事を指差して言い放った訳で。
「由宇ちゃん、だだ漏れだぉ、ちょっとは自覚しないとぉ駄ぁ目だぉ?」
ぬぬぬ、春日ちんには言われたくない一言が。
「春日ちんが読まなきゃ良いだけじゃん。私はα能力者じゃないから思ってる事なんて外に出ないもん」
そうは言ったけど『抑制装置』を3つ付けられている時点で由宇ちゃんは並みじゃないんだからと言われてしまった。
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