あるところに少年がいました。

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ある日、ベンチまで行く途中に黒い点を見つけた。 目が悪くなったのか、祐はそう思ったのだが、何かがその黒い点から出てきた。いや、打ち出されたといった方が正しいだろう。それくらいトンデモなスピードだった。 まっすぐに、祐の体へと。 避ける暇もなく、それは祐へと当たった。体に打ち付けられた…いや、何かが埋め込まれたような感覚だった。
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