第二章

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  ロジー 「―――誰!?」     ビラブド 「あら、礼儀を知らない子ね。人の名前を聞く時はまず自分からって、誰かに教わらなかったのかしら?」   エンデ 「そういう状況じゃ無いんだよ。――お前誰だ?何で此処に?いつから?」   ビラブド 「……気付いたら此処に居たの。君達も、でしょう?」   ロジー 「じゃあ、貴女も被害者って事ね?――あたし達だけじゃ無かったんだ…。」   エンデ 「――みたいだな。俺達は時ノ国の住人だ。俺はエンデ。」   ロジー 「あたしはロジーよ。貴女は?」   ビラブド 「私?私は ――…ビー。ビー・ラブド。」   ロジー 「ビー?変った名前ね…。何処の国の子?」   ビラブド 「さあ?」 (薄く笑み浮かべ)   エンデ 「さあ?って……。」   ビラブド 「自分の国の名前なんて解らないんだもの。」   エンデ 「教育が無いんだな。俺達みたいなもんか…。」   ビラブド 「ふふふ。」   ロジー 「まあ、仲間が増えたのは心強いわ!一緒にこの変な場所から脱出しましょ!」   ビラブド 「はーい。」   エンデ 「おう。」
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