第二章

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テディ 「き、消えちゃった……。あ、あの、…クラウン?どうする…の……?」   クラウン 「取り敢えず、此処から脱出する方法を探しましょうか。話しは其れからです。」   ナナシ 「面倒くせぇー……クラウン、ペティ、…お前等に任せた…。」 (ベッドに寝転がり)   クラウン 「では、ナナシ。貴方は其処で寝ていて下さい。――起こしに来るのを忘れてしまうかも知れませんがね。」   テディ 「あ、あう……。」   ナナシ 「(寝息)」     クラウン 「――お休み三秒ですか。…じゃあ、行きますよ、ペティ。」   ペティ 「あ、は、はい…。」     ビジュ 「待ちなさい!」   テディ 「ひゃ…!?」   クラウン 「―――…何か?」   ビジュ 「わ、私も連れて行きなさい!こんな所にずっと居るのは御免だわ!!」   クラウン 「付いてくるも来ないもどうぞ御勝手に。」 (歩き始める)   テディ 「あ、あの、どうす…――」   ビジュ 「行くに決まってるでしょ!」   テディ 「ひっ…あ、は、はい…。」   ビジュ 「あんたみたいな子見てると苛々するわ!あんまり私には近付かないで頂戴!」   テディ 「ご、ごめんなさい……。」   ビジュ 「ふん!」
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