第三狩『出会い』

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準備のため、村に戻ると村長が出迎えてくれた。 「どうじゃった、初任務は?」 「ボロボロでしたよ…リンに助けられるし」 「リンを知っとるのか?あの子は強いからのぅ。この村では有名じゃよ」 知らなかった…そんなに有名だなんて。 いい見本になるだろうと言われたがキメラは真似できそうにないと思った。 だが、リンに負けたくないと言う気持ちは芽生えてきた。 そうこうしているうちに準備は整い、出発が迫っている。 キメラは武器を念入りに確かめ、切れ味を確認し荷物を背負って歩き始めた。 今回の目的地は森丘。2日かけての移動になる。 気合いを入れ、キメラたち三人は馬車に乗り込んだ。
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