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目的地、森丘に到着した。
今日はよく晴れていて見晴らしがよく、敵の場所がよくわかる。
キャンプを後にし、
キメラたちは隣のエリアへと向かった。
広大な草原にそびえ立つ山々。とても綺麗だ。
近くに流れている小川も美しさを助長している。
「来たわよ。集中してね」
リンは武器を構える。
五匹のランポスが走ってきた。
ランポスはチームワークが良く集団で獲物を狩る。
なので連携プレーをさせないように三人は離れる。
後は飛びつきに気をつければなんてこと無い相手だ。
三人で五匹のランポスを倒し、目撃情報があった水辺のエリアに向かった。
水辺のエリアは草木が多く、視界が悪い。
足場も泥なので条件は最悪な状態だ。
しばらく歩いていると突然、
ギャアアアアアアアア!!
という、けたたましい鳴き声とともに、ランポスを引き連れた大きなランポスが現れた。
こいつがドスランポスか。
ドスランポスはこちらを睨んだまま動こうとしない。
何だろうとキメラが思っていると、
「ふん!!」
と、突然リンが木に切りかかった。
ギェェェェ…
ランポスが力無く倒れる。
どうやらキメラたちが睨み合っている間に指示を出し、回りこませたようだ。
「コイツは一味違う!油断しないでね!」
リンの言葉と同時に、
キメラとシュウタは動き出した。
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