第三狩『出会い』

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「ウオオオオオオオ!!」 キメラは重い大剣を振り上げ、思い切り振り下ろした。 ヒョイとキメラの攻撃をかわした ドスランポスはキメラに噛みついてきた。 ドオォン… ドスランポスの顔に何かが当たった。 いや、シュウタが弾を当てたのだ。 「油断すんなって言われたばかりだろ」 笑顔でキメラに注意する。 油断した訳では無いのだが早い動きに大剣では対応できない。 「コイツの動きを止めてくれ!」 キメラはシュウタに頼んだ。 「任せろ!」 バシュッ バンッ … しばらくすると、ドスランポスはフラフラとし始め、 いきなりパタリと倒れた。 「よし!寝たぞ。今だキメラ!」 ランポスはリンが相手をしてくれているおかげで近くに 邪魔なモンスターはいない。 これで思いっきり切れる。 キメラは大剣を振りかざし、 全体重をかけた一撃を放った。 ドオオオオオオオオン……… ドスランポスは声をあげる間もなく動かなくなった。 三人の勝ちのようだ。 「ま、いいんじゃない?」と ランポスを倒し終えたリンが戻ってきた。 「やったな!いいとこ持っていきやがって」 とシュウタも戻ってくる。 ハンターになりたてのキメラが、こんなコンビネーションが 出来た事に驚いた。 「さ、ギルドに報告しようか」 リンはサッサと車に戻る。 キメラ、シュウタも後に続いた。 ギルドに着き、報酬をもらった後も、キメラの興奮は治まらなかった。
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