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「暑っ…」
いくらクーラードリンクを飲んでいても、暑いことは変わりがない。
サッサとクリアしないとこちらの身がもたなくなる。
「待て」
早く進みたいのにダークに制止され動きを止める。
「ヤバいな。近くにいやがる」
どこを見渡してもモンスターの姿は見当たらない。
いないだろうと思い、キメラは進み始める。
「キメラ、右に飛べ!」
ズサァァァァァ!!
先程までキメラがいた場所から二本の角を持つ竜が飛び出してきた。
あの指示がなければ今頃キメラはあの鋭利な角の餌食だっただろう。
「チッ!もうお出ましか!」
ダークは腰の斧らしき物を抜き、ディアブロスに切りかかった。
ブロオオオオォォォ!!!!
!?ウルサい!キメラはとっさに耳を塞ぐ。
ダークは構わず斬り続ける。
数十回斬った時だ。
突然ディアブロスは砂の中に潜り始めた。
「くそッ!キメラ!水辺に行け!」
ダークに言われるままにキメラは走り出した。
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