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「威勢がいいね。お嬢ちゃん。」
運転手と私しか乗っていないバスだから誰に声をかけられたかかは、すぐわかった。
「すいませんっ。ちょっと意気込んでまして…。」
そう言うと運転手さんはにこっと笑って
「いやーこの村にはそういう元気が必要だよ。年寄りしかいないから。そういう私もだけど。」
と運転手さんは苦笑した。
「え、運転手さん元気じゃないですか。」
こんな他愛もない会話をしていると、ふと森の奥の方に神社が見えた。
昼でも森は暗いけどあそこの神社はもっとじめっとしている感じ。
気味が悪くて背筋がぞくっとした。
そんな私に気づいたのか運転手さんは言った。
「あそこには行かない方がいいよ。」
「え…?どうしてですか?」
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