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「でも咲夜さん?掃除の方はどうしたんですか?」
「そんなのとっくに終わったわよ」
早っ!!さすが咲夜さん…
「じゃあ…お嬢様のお世話は…?」
さらに質問してみると、咲夜さんはビクッとした後俯き、静かに質問に答える。
「……お…お嬢様は…今日はお一人で神社にお出かけに…」
ん…?
何故驚く…?
「でも今日は姿を見ていませんが…?」
「……………。」
咲夜さんは俯いたまま黙ってしまった。
なるほど…ね
「……それはきっと私が見てないだけですね。」
「そっ…そうよ!!」
俯いていた顔を上げ、パァッと明るくなった。
咲夜さん嬉しそうだな…本当に外出した所は見てないけど…咲夜さんがそう言うならそう言うことにしておこう。
すると咲夜さんが何か言いたそうな顔したので「どうかしましたか?」と聞いてみたら「べっ別に何も…!!」と、誤魔化された。
これは…
…少し鎌を掛けてみるか…
「咲夜さん」
「何…?」
「何でそんなにお顔が赤いんですか?」
大した鎌を掛けたつもりはないが、
「///…ッ!!」
咲夜さんの白い肌を真っ赤に染めさせるくらいの威力はあったようだ。
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