∞第3章∞

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沙姫から呼びだしがあっていつもの店に向かった… 扉の向こうはいつものように華やかな場所 店長から呼びとめられた 信也が体調悪いから薬買ってきてくれる? 信也はこの店のバイトしてて、閉店後に何回かみんなでご飯食べに行ったりした。それに年も近かったからよく隣に座って話してた… 『風邪薬持ってるよ…』信也に渡すとぐったりした表情。 ありがとう… 大音量のカラオケが流れている中…薄暗いソファ隣で信也がうずくまって眠ってた。 店長に頼まれて始発電車の改札口まで送っていくと… 信也がこのまま家に… と言いながら切符を二枚買って渡された… 頭の中でラストソングが…流れていた。 敷きっぱなしの布団に倒れ込み重なり合う唇には 始まりと終わりを告げている気がした… うまらない心は新しい恋より深かったから‥ 信也の優しい瞳に少し甘えてたのかもしれない…
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