33人が本棚に入れています
本棚に追加
和也
「・・・・」
俺はコーヒーを一口飲んだ、すると。
灯里
「あ、あの~」
和也
「ん?」
灯里
「幸也さんとは、どこで出会ったのか教えてもらえませんか?」
灯里ちゃん・・・・言って大丈夫だろうな。
和也
「幸也とは中学生の時に会ったんだ、その頃の幸也はどこか悲しくて自分を責めていたんだ。」
灯里
「・・・・」
和也
「俺は幸也と同じクラスで、なんだか気になって声をかけたんだ、すると幸也は『ほっといてくれないかな?』と言うから俺は幸也の頭にげんこつしたんだよ」
灯里
「なんだか痛そうですね」
灯里ちゃんは苦笑いをしながらも話を聞いていた。
和也
「まあ、それから幸也に何度も話しかけ何度もげんこつやらデコピンなんかをしていたらいつの間にか幸也と楽しく話をしていたんだ」
灯里
「それで親友になったんですね」
和也
「ああ、そうだな」
俺は少しばかり中学生の時を思い出したのか、笑いながら言った。
灯里
「なんだが、お二人は運命で出会ってしまったのかもしれませんね」
藍華
「こら、恥ずかしいセリフ禁止!」
灯里
「ええーーー?!」
アリシア
「あらあら」
いつの間にか二人とも料理を持って来ていた、まさか聞かれたか(汗)。
アリシア
「大丈夫よ、何も聞いていないから」
と、アリシアさんは俺の耳元で言った。
和也
「あはははは」
俺は笑うしかなく、なんだが照れくさかった。
幸也
「和也、どうしたんだよ?」
幸也がニコニコしながら階段を降りて来た、こいつめ~盗み聞きしてたな。
アリシア
「幸也くん、何か良いことがあったの?」
幸也
「いえ、何も」
和也
「・・・・」
アリア社長
「ぷぷいぷい」
アリア社長・・・・あなたまで聞いていたんですか。
幸也
「そう言えば、アクア・アルタの時はゴンドラには本当は乗らないんだよ」
和也
「先にそれを言えよ!!」
俺は幸也の頭に軽くチョップした、アリシアさん、灯里ちゃん、藍華ちゃんは少しだが笑って見ていた、その後夕飯を食べた。
最初のコメントを投稿しよう!