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玉と出逢ってから数日過ぎたある日。
四月十九日月曜日。
岬「学校行ってくるからな」
玉「はい、留守は任せろです」
玉はあの日から僕の部屋に居座っている。しかも全く外に出ようとしない。理由を聞いても言葉を濁してそれで終わりという状態だ。
まぁそのうちわかるか。
ところで話は変わるが、
狐に憑かれた僕なのだが、その能力は驚くべき物ばかりだった。
火を吐いたり、妖気を感じたり、神の皆様とお話しする事ができたり。
そんな事を考えながら歩いていると学校が見えてきた。
アパートから二十分弱。
遠くもなく近くもなくお手頃な距離である。
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