229人が本棚に入れています
本棚に追加
「気が向いたらね。」
やる気ないがとりあえず返事。
バスは着実に目的地に向かっていった。
一時間後。到着し、水着に着替えて浜辺に集まる。ほとんどスクール水着だが何人かおしゃれな水着を着ている生徒も。
「ロープの向こうにまで泳ぐなよ!!ケガをしないように!!」
先生の話が終わり一斉に海に入った。少し冷たい。けど気持ちいい。
バシャッ!!
茂が何か投げてきた。
ビーチボールのようだ。
「クラス全員で水中ドッジするってよ!!行こうぜ!!」
「うん。多分水上の間違いだと思うよ。水中ってまず沈まないでしょ。」
「?これ沈んでたぜ。」
茂は流れていたビニールのような物体を掴んで見せた。
「…!?それクラゲじゃん!!」
「おーい!!河野!杉本!ボール投げろよ!」
同級生が声をかけ、
「分かった!!」
「そっち投げちゃ駄目!!クラゲだから!!ボールこっちだってば…!!」
ツッコミながら泳ぎ、ドッジを楽しみ、クラゲをかわし、あっという間に時間は過ぎた。
最初のコメントを投稿しよう!