2臨海学校

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「気が向いたらね。」            やる気ないがとりあえず返事。 バスは着実に目的地に向かっていった。                      一時間後。到着し、水着に着替えて浜辺に集まる。ほとんどスクール水着だが何人かおしゃれな水着を着ている生徒も。            「ロープの向こうにまで泳ぐなよ!!ケガをしないように!!」            先生の話が終わり一斉に海に入った。少し冷たい。けど気持ちいい。            バシャッ!!            茂が何か投げてきた。 ビーチボールのようだ。            「クラス全員で水中ドッジするってよ!!行こうぜ!!」 「うん。多分水上の間違いだと思うよ。水中ってまず沈まないでしょ。」 「?これ沈んでたぜ。」            茂は流れていたビニールのような物体を掴んで見せた。            「…!?それクラゲじゃん!!」            「おーい!!河野!杉本!ボール投げろよ!」            同級生が声をかけ、 「分かった!!」 「そっち投げちゃ駄目!!クラゲだから!!ボールこっちだってば…!!」            ツッコミながら泳ぎ、ドッジを楽しみ、クラゲをかわし、あっという間に時間は過ぎた。
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