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マ「…楽しみだなぁ。」
棗「え?そこスルーするとこなの?」
茂「ウケるー(笑)」
棗「別に今のシャレじゃないよ!?」
マ「ゴホン!!」
マヨラーはわざとらしく咳払いをし、会話を中断させた。
マ「あそこの洞穴…マジで出るって噂だマジで。」
棗「いや繰り返す必要あるの?しかも変な文章だよ?」
マ「何でも最近雑誌に載ったらしいんだが…」
棗「またスルー!?」
茂「超ウケるー(笑)」
棗「黙れ茂!!」
マヨラーが言うには。
洞穴の一番奥に祠がある。そこは海神を奉る所らしい。夜は照明も何も無いため暗い…のに。
マ「誰か…人の顔だけが…浮かび上がるんだと…」
茂「マジウケるー(笑)」
棗「いや今のウケる所あった!?(汗)」
マ「なんか女の顔らしい。花の香りもして…すすり泣きだけが聞こえる事も…。」
棗・茂「…」
やはり想像するとちょっと怖い。
茂「やべぇ…夜トイレ一人で行けねぇよ…」
棗「確かに…電気付いてたら何がいるか分からないし…」
マ「…普通逆じゃないか?」
僕はあのトイレ事件以来ちゃんと寝る前に行き夜中起きないようになりました。
茂「よし!!そろそろ上がろうぜ。他のクラスが来ちまう。」
心にどこか不安を残したまま、1日目が終了した。
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