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コンコン
私が部屋でくつろいでいると誰かが遠慮がちにドアをノックした。
ウィル『どうぞ。』
私がそう言うと梓様がオズオズと部屋に入ってきた。
ウィル『どうかされましたか?』
私が尋ねると梓様はいびつなハート型のチョコを差し出した。
梓『バレンタイン…チョコだよ…。』
私はそれを受け取り、一口食べた。
梓様は私を心配そうに見つめている。
ウィル『美味しいですよ。』
あなたからいただいたチョコですからね…。
世界で一番美味しいに決まってます。
そう言うと梓様はパッと顔を輝かせ、ニコッと笑った。
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