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ある日のこと
いつものように授業が終わり、掃除をしてあみちゃんと途中まで一緒に帰ろうとしていた時のこと。
私とあみちゃんが歩道橋のある方向に歩いて向かっていた時に前から見た事のある人物がこっちに向かって来たんです。私とあみちゃんの前にやって来たのは友達を連れて歩いて来たあみちゃんのお兄ちゃんだったのです。
挨拶をする事なく、あみちゃんと少し会話をしてあなたは友達と一緒に坂に下りていった。あなたは私に目をくれずだったのか、よく分からないけど…何も言わないで行ってしまった。少し寂しかった。まぁ、当たり前と言えば…簡単なこと。元々、あみちゃんの友達…特別な意味は何もないから。そう見られても可笑しくなかった。
あなたと出会うことがこれが最後でした…。
高学年になった私はあみちゃんとクラスが別々になってしまって幼稚園が一緒だった゛(仮名)まりちゃん〝と同じクラスになった。毎日まりちゃんの家に遊びに行ったり、幼稚園に遊びに行ったり、学校のプールに入って遊んだり、ふたりでよく遊んだ。
でもいつまでも続くはずがなかったの…。まりちゃんはお引っ越しすることになってしまいました。○×市へ…。
私は泣かずにまりちゃんを見送った。
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