優美の章 1

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 それは3ヶ月ほど前のことだった。  買い物でレジに行ったとき私は財布がないのに気付いた  店から来た道を帰っては見たが見当たらない。私は夢中で下を向きながら駆け足で探していた。  視界に長い人の足が見えたと同じくらいに私は何かにぶつかった。  私は尻餅をついた。そのとき初めてぶつかったのが男性だというのに気付いた。  私はすぐに立ち上がり彼に謝った。そしたら彼は 「僕は大丈夫だけど君大丈夫?痛かったよね?」  私が思った彼の第一印象は優しい青年だった。軽くキュンとした。  
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