プロローグ

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 仕事の残業で定時間には帰れずすっかり暗くなっている。  今夜は彼の部屋で恋人の北村優美が夕食を作り彼の帰りを待っていた。  電話では伝えたものの、できることなら早めに帰りたい。  そんな思いで頭がいっぱいだったためか、反対車線からこちらにやってくる車を予測できなかった。
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