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ああ。
見上げる空から
雪が流れて。
水に、還ってゆく。
さらさらと。
風に舞うよに。
はらはらと。
零れるものを
隠すように。
そして、また。
天に、還ってゆく。
―零れるものもきっと、
いつか。
違うものに、
昇華できれば。
今
心の中でせめぎ合う
竜巻も。
溶けて。
交わって、
あたらしい風が、
生まれるだろう。
今は
吹き荒ぶ
感情が
心を、
圧迫していても。
いつか、帰る。
未来(あした)の道へと。
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