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……そう私の長い前奏が終わったのは、きっとレッドに会ったあの時……
その時、私は初めて他人の人生という名の音楽を聞いた。
彼のメロディは私と正反対で、優しく明るく、そして暖かった。
だからそこに惹かれた。
そして、だんだん私の音楽も変わっていった。
次第に彼の音楽だけでなく、自分の音楽と混ざり交奏曲になっていった。
彼と交奏曲を奏でてる時は、本当に暖かくて愛に包まれているような気分になる。
それは彼がいるから。
だから私は、ずっとあなたとこの交奏曲を奏でていたい。
ねぇ、レッド……
私の大切な人………
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