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「ルビーは?ルビーも寂しかったん?」
その言葉で世界は停止する。
そして、またすぐに動き出す。
何も変わらず……
僕だけを変えて……
そうだ……僕は寂しかったんだ。
父さんが来るかもって期待して……
その期待を裏切られて……
「期待しなければ裏切られないのに……」
気づくと声に出していた。
「難しいことは分かんないけど、期待しない何て寂しい事言っちゃだめったい。」
かわいいと思った。
そして輝いていた。
君が……
君の全てが……
「と、とにかく遊びに行くったい」
顔を高揚させて君が僕の手を引っ張る。
そして外に出る。
太陽を見上げて僕は思う。
君が言ったから、僕はまた期待してみるよ。
君と、これからの未来を……
決して裏切られないと信じて……
―END―
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