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「それで何しに来た?」
まさか写真を撮るだけじゃなかろう。
「私とデートしましょ」
「何でお前と」
俺は即答する。
どうせろくな事にならないだろう。
「グリーンは私の事嫌い?」
ブルーは目に涙を貯め上目遣いでこちらを見る。
俺は一瞬目が合ってしまった。
こうなったらもう駄目だ。
突き放すような事は言えなくなる。
「べ、別に嫌いじゃねーよ」
「なら行きましょう」
ブルーは俺の腕を引き外に連れ出す。
暑い日差しを浴びながら俺は思う
こいつの本心はまだよく解らない。
でも、こいつが楽しいならそれでいいかと
後日
『イケメンジムリーダーに彼女?』
という記事で誌面が沸いたのはまた後の話
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