優希の過去

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まだちょっと男の子と話すのは正直こわいけど、今は、廉とか大地なら普通に話せるようになった。 「これが私の話せるすべてよ。」 大丈夫だよね? 剛なら私を裏切ったりしないはず。 その剛は.... 泣いていた。 「剛?」 「ごめんな、優希。オレはお前が苦しんでるのに気づかなかった。」 剛は頭を下げながら言う。 「いいんだよ、剛。むしろ剛のおかげなんだよ?今、私が男子と普通に話せるのは。」 なんか嬉しい。 剛が私のために泣いてくれたんだって思ったら、笑顔になっちゃう。 「なぁ、優希。1つ聞いていいか?」 もう涙をふいた剛が私を見ながら聞く。 「うん。なに?」
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