優希の過去

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「遅い!」 「ぐはっ!」 オレが降りていくなり、いきなり舞の回し蹴りが炸裂した。 「ごめんね、舞ちゃん。」 優希が謝る。 「優希ちゃんはいいよ。悪いのはこのクソやろうだからね。」 そう言って舞が笑顔でオレを足蹴にする。 「舞...テメェ。」 「あっ、夜ご飯いらない?分かったわ。」 「ごめんなさい、舞さま。」 そしてオレは正座して、頭を地面にずりずりつけて謝る方法で謝った。 「めでたしめでたし。」 「優希、久しぶりにでてきたな。」 「うるさいよ!」 「ぐはぁ!」
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