136人が本棚に入れています
本棚に追加
「チャンミン!!おいチャンミンしっかりしろ!!」
「チャンミン!!チャンミン!!」
頭の中が真っ白になって、
気がついたら
保健室のベットの上だった。
「目、覚めた?」
「ジュンロ。ここ…痛っ」
「無理しないで。ここは保健室。」
「俺、ボールに顔が当たって…」
「当てた人も悪気はないって言ってた。」
「そっか。ぼーっとしてた俺が悪いもんな。」
「…どうかした?」
「え?あ、いや…」
グルギュルゴガギリュルル…。
「あっ、腹が…」
「…ぷはっ!!あははっ!!」
あ…。
笑った…!!
やっと、笑ってくれた…
「ジュンロが、笑った…」
「だって、おなかの音がスゴい…はははっ!」
可愛い…
笑った顔の方が好きだな。
ん?好き?
いやいやいや…その好きじゃないでしょ。
そこにジュンスがやってきた。
「チャンミン大丈夫ー?ってジュンロ何爆笑してんの?」
「ジュンロが俺の腹の音聞いて笑ったんだよ。」
「あー面白い。」
「でもいくらなんでも笑いすぎだから。」
「だって…」
「あれー?なんか2人お似合いじゃーん?もぅ付き合っちゃえよ☆」
「「えっ?」」
こ、こいつ…何バカなことを…
「へ、変なこと言うなバカ!!」
「バカじゃないー!!ノリで言っただけだよ。そんな必死なんなってぇ。」
そ、そうだよな。
何必死になってんだろ。俺。
ジュンロは優しい笑顔になっていた。
その顔をずっと見ていたいと思った。
ん?まさかこれって…
…恋?
最初のコメントを投稿しよう!