#4 確かなもの

3/6
前へ
/59ページ
次へ
1時限目が終わり、 俺は屋上に行ってみた。 ガチャッ。 「あっ…」 そこには ジュンロの姿はなかった。 いたのはジェジュンだった。 「何しに来た?」 「ジュンロは?」 「来てないけど。」 「えっ…」 じゃあどこに…? 「あいつ言ってたぜ。秘密の隠れ家見つけたって。」 秘密の隠れ家? 「心配なら探しに行けば?」 「お前は心配じゃないのか?」 「心配するような奴じゃない。あいつは強いから。」 俺は無性に腹が立った。 昨日あそこまでしといて 今日は探しに行かないなんて こいつどうかしてる。 でも俺は何も言わず その場から立ち去り、 ジュンロを探すことにした。 どうしてあんな奴庇うんだよ…
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加