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次の週末までに
私は裕介に
手紙を書こうと決めた。
しかし…
裕介の言ッと通り
文章は難しく
なかなか思い通りに
書けないことに
イライラしていた。
やッとの思いで書いた
裕介へ宛てた手紙の内容は
裕介に勝るくらい
不器用な出来上がりだッた。
「…裕介のこと言えない…」
私はそう思ッた。
週末になり
いつも通りに
裕介とデートをした帰り
私は鞄から手紙を出し
裕介に渡した。
「何これ??」
「こないだの返事を
手紙に書いたの…。
帰ッてから読ンで!!
気を付けてね…」
私は赤くなッた顔を
手で隠すようにし
裕介を見送ッた。
手紙を書くことが
これだけ大変で
これだけ恥ずかしいことを
実感した。
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