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男がアリスの残骸を捨てようと持ち上げると、アリスの服から紙が落ちました。
彼がそれを拾い上げると、それはアリスが青年に宛てた手紙でした。
そこにはこう書かれていました。
『敬愛なるご主人様。私はあなたに作られ、愛情をもらって命を宿す事が出来ました。
私にとってご主人様は掛け替えのない存在です。例え、暴力を奮われてもそれは変わりません。
私は、ご主人様の事が大好きです。』
その手紙を読んで、彼は我にかえりました。
自分がどれだけ愚かな事をし、自分を大切な存在だと思ってくれたアリスを失ってしまい、大声で泣きました。
涙を流したアリスの顔を見て、今までアリスにしてきた行いを思い出してその場にうずくまりました。
そして、彼はアリスを台に寝かせて彫刻刀で自らの首を切り裂き、その命を絶ちました。
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